私は塾講師や家庭教師で多くの生徒を見てきて、「私の頃と考え方が違うな」と思うことがあります
それが速さの問題を解くときに「はじき」を使うこと
特に公立中学の子供は「はじき」の公式を使って考えようとする傾向があります。 速さの問題と見るや、「えっと、速さは・・・(はじきを書き始める)」←こういう子供が多いです
では、私はどうするか、というと「問題文を図式化」します Aさんの家とBさんの家が10km離れていて、Aさんが時速2kmで歩くならそれを図にします。 そうしたら自然と、かかる時間は10÷2をすれば良い、と分かります これを「はじき」で丸暗記していると、はじきの公式を書き間違えたり、頭に思い浮かべて解こうとしたら、2÷10とか10X2とか、全く意味の分からない計算をしてしまいます
割合とかもそう 2億は50億の何割?というのも円グラフを描けば、2÷50だと分かります。 これを「割られる数、元にする数・・・」と丸暗記しているから混乱するのです。
私は生徒に「文章題は図を描け、あと途中式も沢山書け」と言っています 小学生の頃からそういう考え方をしていれば、どんどん迷わなくなり、処理速度が上がります 公立と私立の子で勉強に差が出るのは、こういう考え方の違いやそれに基づく処理速度の差なんですね
ただ丸暗記しただけで大学に行くことだって可能でしょうが、臨機応変の利かない思考になりいろんな場面で苦労することになると思います
丸暗記ではなく、「何故そうなるのか、どう考えれば良いのか」を考えながら勉強すること その為に、図式を書いて考える癖を付けましょう!